加藤哲建築事務所

御所野の家(2011)
木製ルーバーをあしらった透明感ある外観デザインの佇まい。
季節で変わる太陽高度に合わせて夏の高い日差しを遮り、冬の低い日差しの暖かさを室内の奥深くまで届けます。
厳冬期は1階窓際の炭を混ぜた基礎コンクリートに蓄熱させ、自然のままの恩恵をくらしに取り込むダイレクトゲイン(自然の力を借りた省エネ法)の仕掛けも。
日光の暖かさなど、自然のままの恩恵であるパッシブエネルギーは、おだやかで微弱な性質であるため、活用するには断熱性能の高い躯体が必要となります。
寒さが厳しい秋田で、快適に、かつ環境に負担をかけずにくらすためには、エネルギー効率のいい住まいが必要です。
ふんだんに使われた木材は、最も身近にある安全な建築材料。弊社では、建具や造作家具もなるべく既製品を使わず、木の表情と職人の腕を生かした住まいづくりに取り組んでいます。

木目や木組みの美しさを感じる大空間。吹き抜けから注ぐ太陽光は、夏は遮熱スクリーンで熱をカットして一年中快適に

木の様々な表情を知っている職人だからこそできる、さりげない空間に意図したやわらかさを表現

設計者と施工者の息のあった仕事は、社員大工を抱える弊社の強み

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