加藤哲建築事務所

2011年8月11日
住宅の内部に使われる金物の一部をご紹介いたします

■クレテック金物 昔から愛されつづけてきた「木の家」。従来の木造軸組み工法は、柱などをくりぬき、そこに先端を細くした梁を組み合わせるなどするため、木材の欠損部分が大きくなり、地震の揺れなどが心配でした。   こうした弱点を改良する金物工法は、接合金具「クレテック」を使用して、木材の削り取り部分を最小限に抑えながらしっかりと軸組みを固定します。 きわめて耐震性に優れているため“地震列島”と呼ばれている日本には適した建築法とされています。

    2011081102■アンカーボルト アンカーボルトは、基礎と住宅の土台を緊結している構造金物の一種です。基礎のコンクリート部分に埋め込まれ住宅と接合するとても重要なものです。いくら立派な丈夫な基礎でもアンカーボルトがしっかりと施工され固定が出来ていないと、まったく意味がないのです。もしもきちんとした施工がされていなければ、本来アンカーボルトは、地震の揺れのときに建物が浮いたり、移動したりしないために、とても大切な役割を果たしているので、地震に対して抵抗できないことになり倒壊の恐れすらあるのです。
    2011081103■スクリュー座金 基礎に埋め込まれたアンカーボルトを締め付けて、土台を基礎にしっかりと固定する金物がスクリュー座金です。スクリュー座金は、座金とナットが一体化した金物で、ネジの締め付けを行うと同時に座金部分の裏側にある削り刃が木材を削って土台に埋まり、土台の上端をフラットに仕上げることができます。
    2011081104■ホールダウン金物 通し柱をがっちりと支えるのが、土台と基礎です。さらに、要所にホールダウン専用アンカーボルトとホールダウン金物を使い、土台と柱、さらには基礎まで固定します。
    2011081105■L型金物 互いに直交する木造軸組の入り隅部に設置して木造建築物を補強し、かつ耐震性を向上させるために、土台と柱との間や柱と梁との間などの入り隅部に取り付けて補強する補強金物。 ステンレス製なので耐食性にも優れており、建物の耐久性を向上させます。
    2011081106■エースプレート 柱と柱をつなぐ横架材(水平方向に渡される部材)は、柱が傾くのを防ぐとともに屋根の加重を支え柱に力を伝える役目をしています。そして梁などの横架材と柱は、接合金具により、しっかりと固定されます。
2011081107■パイプ火打金物 床組および小屋組の隅角部の補強として使用します。直交する梁を固め、三角形を構成する金物。風や地震等の水平力に抵抗して、変形を防ぎます。小屋組を見せる意匠な作りの場合、パイプ状の火打ち金物は、美観を損ないません。
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